9月は、台風や秋雨の影響で屋根への負担が大きくなりやすい時期です。
強い風や横なぐりの雨のあと、「雨漏りしていないから大丈夫」と思っていても、屋根の上では小さなズレや浮き、傷みが進んでいることがあります。
「台風のあと、屋根が少し心配」
「近所で屋根修理をしている家があって気になった」
「雨漏りはしていないけれど、築年数が経っている」
「屋根の状態をしばらく確認していない」
このような方は、台風や大雨のあとに一度、屋根の状態を確認しておくと安心です。
屋根の不具合は、室内に雨漏りとして現れるまで気づきにくいものです。
しかし、雨漏りが起きてからでは、屋根の表面だけでなく、その下にある防水シートや下地、天井、壁などにまで影響が出ている場合があります。
この記事では、台風のあとに確認しておきたい屋根のサインと、早めに点検した方がよいケースを分かりやすくご紹介します。
雨漏りしていなくても、台風や強風のあとには屋根に小さな不具合が出ていることがあります。ご自身で屋根に上がらず、地上・ベランダ・室内から安全に確認しましょう。
まずはここだけ確認|台風後の屋根チェックリスト
- 屋根の一部が浮いているように見える
- 屋根のラインが台風前と違って見える
- 屋根の金属部分が浮いている、波打っている
- 屋根の端がめくれているように見える
- 庭やベランダに屋根のかけらのようなものが落ちている
- 雨どいが外れている、歪んでいる、詰まっている
- 雨のあとに天井や壁のシミが濃くなった
- 室内にカビ臭さや湿ったにおいを感じる
- 近所で屋根修理をしている家が増えて気になった
- 築20年以上で、長く屋根点検をしていない
台風後は、普段よりも屋根の変化に気づきやすいタイミングです。
「雨漏りしていないから大丈夫」と判断する前に、見える範囲だけでも確認しておくことが大切です。
雨漏りしていなくても点検が必要な理由
屋根の不具合は、すぐに雨漏りとして現れるとは限りません。
たとえば、屋根の表面が少し浮いている、金属部分がゆるんでいる、防水シートの一部に負担がかかっているといった状態では、最初は室内に変化が出ないこともあります。
しかし、そのまま次の雨や強風を受けることで、不具合が広がり、雨漏りにつながる場合があります。
室内にシミや水滴が出ている時点では、すでに屋根の下地や天井裏に雨水が回っている場合があります。小さな違和感の段階で確認しておくことで、大きな修理を防げることがあります。
危険サイン1:屋根の表面が浮いている・ズレている
台風後にまず見ておきたいのが、屋根の表面の浮きやズレです。
瓦、スレート、金属屋根など、屋根の種類に関係なく、強風によって表面が動いたり、固定部分に負担がかかったりすることがあります。
地上から屋根を見上げたときに、一部だけ並びが乱れて見える場合や、以前と違う違和感がある場合は注意が必要です。
- 屋根の一部が浮いて見える
- 屋根のラインが一部だけ乱れている
- 屋根の端がめくれているように見える
- 台風前と比べて屋根の見た目が変わった
- 屋根の一番高い部分に違和感がある
屋根の表面の浮きやズレは、次の強風でさらに広がる可能性があります。
見える範囲で気になる点がある場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
危険サイン2:屋根の金属部分が浮いている
スレート屋根や金属屋根では、屋根の一番高い部分や端の部分に使われている金属部分に不具合が出ることがあります。
台風の強風によって、この金属部分が浮いたり、釘やビスがゆるんだりすると、次の強風でめくれたり、飛ばされたりする恐れがあります。
台風後に「屋根の金属部分が飛んだ」「庭に金属片のようなものが落ちていた」という相談が出ることもあります。
屋根の一番高い部分、屋根の端、壁との取り合い部分、雨どいまわりは風雨の影響を受けやすい場所です。地上から見て違和感があれば、無理に触らず相談してください。
危険サイン3:スレート屋根のひび割れ・反り
スレート屋根では、台風や強風のあとに、ひび割れや反りが目立つことがあります。
もともと年数が経って傷みが出ている屋根では、強い風や飛来物の影響で不具合が進む場合があります。
小さなひび割れでも、雨水が入り込むきっかけになることがあります。
また、反りが出ている部分は風を受けやすく、さらに浮きが広がることもあります。
危険サイン4:金属屋根のサビ・浮き・固定部分のゆるみ
金属屋根は軽量で耐久性のある屋根ですが、台風後にはサビや浮き、固定部分のゆるみが目立つことがあります。
特に、屋根を固定しているビスまわりや、屋根のつなぎ目部分は注意したい箇所です。
サビが進んでいる部分や、固定が弱くなっている部分に強風が当たると、屋根の表面が浮いたり、雨水が入り込んだりすることがあります。
金属屋根の場合も、表面の見た目だけでなく、固定部分や雨水の流れを含めて確認することが大切です。
危険サイン5:瓦屋根のズレ・漆喰の崩れ
瓦屋根では、台風後に瓦のズレや浮き、漆喰の崩れが見つかることがあります。
瓦そのものは耐久性の高い屋根ですが、強風や揺れによって一部が動いたり、棟まわりの漆喰が傷んだりすることがあります。
地上やベランダから見て、瓦の並びが乱れている場合や、白いかけらのようなものが落ちている場合は、漆喰が傷んでいるサインかもしれません。
瓦屋根の場合も、「雨漏りしていないから大丈夫」と判断せず、台風後は屋根全体の状態を見ることが大切です。
危険サイン6:天井や壁にシミがある
台風後に室内で確認しておきたいのが、天井や壁のシミです。
雨漏りというと、水がポタポタ落ちる状態を想像しがちですが、実際には天井裏や壁の中で雨水が広がり、あとからシミとして現れることがあります。
- 台風後に天井のシミが濃くなった
- 壁紙にふくらみや浮きがある
- 天井クロスが一部だけ変色している
- 雨のあとにカビ臭さを感じる
- 窓まわりや壁際に湿った感じがある
室内に出ている小さなサインは、屋根や外まわりの不具合を知らせている可能性があります。
見つけた場合は、早めに原因を確認することが大切です。
危険サイン7:雨どいの外れ・歪み・詰まり
台風後に確認したいのは、屋根の表面だけではありません。
雨どいの外れ、歪み、詰まりも重要なチェックポイントです。
雨どいが正常に機能していないと、雨水がうまく流れず、外壁や軒先に負担がかかることがあります。
- 雨どいが傾いている
- 金具が外れている
- 雨の日に水があふれていた
- 落ち葉や土がたまっている
- 雨どいの一部が割れている
- 台風後に雨どいの位置が変わった気がする
雨どいの不具合は、屋根まわり全体の傷みにつながることがあります。
自分で確認できる範囲と、専門業者に任せる範囲
台風後は屋根の状態が気になるものですが、ご自身で屋根に上がるのは大変危険です。
雨のあとや強風のあとは、屋根やはしごが滑りやすく、転落事故につながる恐れがあります。また、屋根の表面を踏み割ったり、傷めたりしてしまう場合もあります。
- 地上から屋根を見上げる
- ベランダや窓から見える範囲を確認する
- 庭やベランダに屋根のかけらが落ちていないか見る
- 室内の天井や壁にシミがないか確認する
- 雨どいの外れや詰まりを地上から見る
- 気になる箇所があれば写真を撮っておく
- 屋根に上がる
- はしごで高い場所を確認する
- 屋根の上の部材を触る
- 浮いている部分を自分で戻そうとする
- 雨上がりや強風時に外で確認する
安全に見える範囲で確認し、少しでも気になる点があれば専門業者へ相談するのが安心です。
こんな場合は台風後の点検がおすすめです
- 台風後に屋根の見た目が変わった気がする
- 屋根の表面の浮きやズレが気になる
- 屋根の金属部分が浮いているように見える
- 天井や壁にシミがある
- 雨どいが外れている、詰まっている
- 庭やベランダに屋根のかけらのようなものが落ちていた
- 過去に台風や強風で屋根が傷んだことがある
- 築20年以上で、長年屋根点検をしていない
- 近所で屋根修理をしている家が増えて気になっている
屋根の不具合は、早めに見つけることで大きな修理を防げる場合があります。
台風後は、屋根の状態を見直す大切なタイミングです。
点検を依頼する前に準備しておくとよいこと
屋根の相談をする際は、次のような情報があると状況を伝えやすくなります。
- 台風や大雨があった時期
- 築年数
- 屋根の種類が分かればその種類
- 気になる場所の写真
- いつ頃から気になっているか
- 雨漏りやシミがあるか
- 過去に屋根工事をしたことがあるか
- 台風や強風のあとに変化があったか
分からないことがあっても問題ありません。
「台風後に屋根が少し気になる」
「天井にシミがある」
「屋根の一部が浮いているように見える」
「雨漏りはしていないけれど、一度見てもらいたい」
このように、気になることをそのまま伝えていただければ大丈夫です。
よくある質問
台風後、雨漏りしていなくても点検した方がよいですか?
雨漏りしていなくても、屋根の表面の浮きやズレ、金属部分のゆるみ、雨どいの不具合などがある場合は、早めに点検しておくと安心です。雨漏りは、室内に出る前から屋根の内部で進んでいる場合もあります。
屋根の種類が分からなくても相談できますか?
はい、屋根の種類が分からなくても大丈夫です。「スレートか瓦か分からない」「金属屋根かどうか分からない」という場合でも、写真や築年数、気になる症状をもとに確認できます。
台風直後でも点検できますか?
天候や安全面によっては、台風直後に屋根へ上がれない場合があります。雨や風が落ち着き、安全が確認できる状態になってからの点検となります。
自分で屋根に上がって確認してもよいですか?
屋根に上がるのは大変危険です。転落の危険があるだけでなく、屋根の表面を傷めてしまう場合もあります。ご自身で確認する場合は、地上やベランダなど安全な場所から見える範囲にとどめてください。
まとめ
9月は、台風や秋雨の影響で屋根に負担がかかりやすい時期です。
屋根の表面の浮きやズレ、金属部分の不具合、スレートのひび割れ、金属屋根のサビ、瓦屋根の漆喰の崩れ、雨どいの不具合などは、住まいからの大切なサインかもしれません。
雨漏りしていなくても、台風後に小さな不具合が出ている場合があります。
大切なのは、ご自身で無理に屋根へ上がることではなく、安全な場所から気になるサインを確認し、必要に応じて専門業者に相談することです。
馬場瓦店では、瓦屋根をはじめ、スレート屋根・金属屋根など屋根まわりの点検・修理のご相談を承っております。
台風後の屋根の状態が気になる方は、早めに状態を確認しておくと安心です。
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